セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

鎌倉投信・第13回「結い 2101」受益者総会(その1)

「結い2101」の13回目となる受益者総会が9/25に開催されました。運用会社である鎌倉投信、投資先企業、そして私たち受益者が一同に会する場です。私は5回目から参加しています。

今年のテーマは「No Technology No Life」。匠な技術を持つ投資先がたくさん登場しました。

プログラムです。

第1部    結い2101 運用報告
第2部    「技術の継承」(ツムラ、浜松ホトニクス)
第3部    企業展示(デジタルハーツ、モリタH、エフピコ、リオン)
第4部    経営者のパネルディスカッション(ユーシン精機、第一稀元素化学工業) 

運用報告

・第13期のリターンは▲6.5%。TOPIX(▲0.2%)に劣後。
コロナ禍で買われた中小型のグロース株が反動で下がったのが大きい。(サイボウズ、オイシックス、すららetc.)

・一方、過去10年の年率リターンは+6.9%。運用目標(コスト控除後4%)を上回る。投資先企業の「純資産+配当」(利益の積み上がり)の伸び率は設定リターン5%を安定して上回っている。

・シャープレシオ(10年)はR&Iの同分類ファンド91本中47位。リターンは最下位だがリスク(9.1%)は91本中最も低い。 

・現在の投資先は67社。13期の新規投資先はナガイレーベン、ピエトロ。全部売却先はアドバネクス、ホープ、ソウルドアウト。ナガイレーベンは「共生」、ピエトロは「人」の視点での投資。

・山井梨沙社長が辞任したスノーピークについては継続保有。ブランドイメージの毀損は懸念されるが、山井太会長が引き続き経営を担い、経営の持続性は保たれるため。

最近のパフォーマンスはやや苦戦していますが、投資先の業績は堅調なので心配していません。なお、目標リターン(4%)とリスク(10%)の数字や、低リスク低リターンというファンドの特性は、結い2101に投資する上では理解しておく必要があります。

スノーピークの件は、タイミング的に気にしている受益者も多かったと思うので説明があって良かったです。保有継続は妥当と思います。

なお、6月に入社した資産運用部の野口さんが初お目見えとなりました。

・「匠」のテーマで組み入れているのは19社。グローバルで活躍。海外の売上構成比が過半を占める。グローバルニッチトップ企業も入っている。(マニー、ユニオンツール、第一稀元素など)

鎌倉投信は、「匠」のテーマの企業を分析する場合、「商品・サービスの優位性・独自性」、「市場性・収益性」、「変化への対応・革新性」を評価項目の柱としています。単に技術力が高いだけでなく、技術力が企業価値向上につながるかどうか長期的、多角的に評価していて、個人投資家には参考になると思いました。

技術の継承

2部は、投資先企業の研究者さんに技術への思いを語っていただくコーナー。

ツムラからは、漢方薬の品質試験方法の開発をしているCMC開発研究所の野村さん、浜松ホトニクスからは、乳がん細胞や抗がん剤の研究をしている中央研究所の鈴木さんがご登壇。

野村さんは「安全性の追求」を語ってくれました。漢方薬の原材料である生薬はとても種類が多く、製造過程で微量の残留農薬などを検出するのは非常に手間のかかる作業だそうです。

鈴木さんは、「技術にこだわりすぎない」ことを意識しているとのこと。研究者は視野が狭くなりがちなので、広い視点を持ちたいと話していました。

浜松ホトニクスは、PET装置などの医療機器も手掛けていますが、抗がん剤の研究までやっているということで、光技術の応用範囲の広さを知りました。現場の第一線の研究者の話を直接聞くことはなかなかないので、貴重な機会でした。

 

画像はこちらから拝借しました。

【御礼+公式画像】第13回「結い 2101」受益者総会に参加いただき、ありがとうございました。 | お知らせ | 鎌倉投信

後半へ続きます。