Kivaで、「All Across Africa」に25ドル融資しました。
All Across Africaは、アフリカのウガンダやルワンダで、内戦の影響などさまざまな事情で経済的に困難な状況にある女性達を雇用し、ハンドメイドのバスケットやキッチンウェアを生産しているカリフォルニアのフェアトレードブランドです。
Kivaは、少額(25ドル)から、途上国の事業者や生産者に融資できるマイクロファイナンスのプラットフォームです。
Web経由で日本からでも簡単に利用できます。今までに6つの個人事業者やグループに融資しました。融資先のまとめです。
既に返済されたお金で、別の融資先を探していたところ、たまたまこの All Across Africaへの融資を見つけました。
All Across Africaは、日本では取扱いがなく、全く知りませんでした。
商品の現物を見たわけではなく、Webベースで調べただけですが、貧困を解決するため、適切な報酬を支払い、ビジネスを持続可能にするフェアトレードのコンセプトと、現地の素材と手仕事を活かした商品がとても魅力的と感じました。
(“Our Practice – All Across Africa”より)
All Across Africaのメインアイテムは、現地で採れるサイザル麻という素材で編んだバスケットです。洗練されたデザインとアフリカンカラーが目をひきます。
ブランド紹介ムービーもいい感じです。
AAA Process Story from All Across Africa on Vimeo.
ちなみに、All Across Africaは、社会的企業として持続可能で優れたビジネスモデルを持つ企業に与えられる「Bコーポレーション」(Bコープ)の認証も取得済で、お墨付きの「いい会社」です。
All Across Africa | B Corporation
なお、今回私が25ドル出した融資は、Kivaの中でも、マイクロファイナンスではなく、もう少し大きいソーシャルビジネスの資金調達を支援する “The direct to social enterprise program” という新しいスキームに基づきます。
通常のKivaの融資は、私たちが出したお金を、Kivaと提携している現地のマイクロファイナンス機関(フィールドパートナー)を経由して、事業主に届けます。
一方、今回は、KivaからAll Across Africaに直接融資します。従来Kivaが融資してきた、個人や零細事業者より大きい、ソーシャルビジネスや社会的企業と呼ばれる企業の資金調達をサポートします。
マイクロファイナンスと通常の銀行融資の間の「ミッシング・ミドル」を埋めるもので、ソーシャルファイナンス的にも興味深い取り組みです。
今回のAll Across Africaに対するローン総額は5万ドルです。自分も含めた貸し手は1,061人。期間は14ヶ月です。
フェアトレード関連の過去記事です。
Bコーポレーションについて。