途上国の個人やグループに少額で融資できる、非営利のマイクロファイナンスプラットフォーム、Kiva(キヴァ)。
ブログでときどきご紹介しています。
ご存知ない方は、wikiの解説が分かりやすいのでぜひ。
Kiva - Wikipedia
しばらくログインしないうちに、過去に融資した相手からの返済金がまたKivaアカウントにたまっていたので、新しく1件融資してみました。
相手はセネガルの Siraさんがリーダーの女性グループです。食料品や化粧品などの小規模なお店を営んでいる人たちで、Kivaのお金を使ってビジネスを発展させようとしています。
※正しくは3/1現在まだFundraising中で、未成立です。
本件の現地フィールドパートナーは、CAURIE Microfinanceというセネガルのマイクロファイナンス機関です。Kivaのレンディングでは、実際に融資を行い、借り手をサポートするフィールドパートナーの役割が重要なので、HPでも詳しく情報開示されています。
さて、今回の融資を加えて、個人で見るとトータルではこうなりました。
・融資した件数 10件
・うち返済完了8件、返済中2件
デフォルトはなくすべて満額返済されています。
※現地での実際の融資には通常のマイクロファイナンスとしての金利が付きますが、Kivaは非営利なので、私たち貸し手から見た場合には金利はつかず、最大でも元本100%の返済となります。
融資した相手の国別にみると、ウガンダ、パラグアイ、パレスチナ、ヨルダン、カンボジア、ボリビア・・となっています。
融資、というと大げさですが、Kivaの口座に私が今まで入れたのはわずか143ドル、日本円で15,000円ちょっとです。
そのうち40ドルはKiva運営のための寄付にまわしたので、残りの約100ドルが実際に融資にあてられた分です。ただ、Kivaではある人から返済されたお金はまた別の人に貸せます。なので、元本は100ドルでもトータルの融資額は約300ドルになりました。
kivaのローンは金融商品ではないので金利は付かないし、kiva自体非営利なので寄付も必要。われわれ貸し手から見たらお金は増えません。でも日本の口座に寝かせているほんの一部、25ドルを循環させるだけで全く別の価値を生めるのが素晴らしいところ。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2019年2月26日
世界中の人が少しずつお金を出し合って、資金をいま必要としている人に渡すことで、現地の人たちの生計向上につながります。そして、その結果生み出されたお金の一部を返してもらったら、また違う国の別の人に渡すことができます。
寄付のように「お金を渡して終わり」ではなく、お金を循環させられるのがKivaの仕組みの素晴らしいところです。