湯浅誠さんが中心になって進めている「こども食堂安心・安全プロジェクト」が、Campfireのクラウドファンディングを始めています。全国のこども食堂に、保険加入を進めるプロジェクトです。
早速応援しました。
こども食堂は、2012年にその名前が初めて使われて以来着実に増え、今年の3月末現在では把握できただけでも2,286ヶ所。特にこの2~3年で急増しました。年間延べ100万人以上もの子どもが利用しています。
もともとは貧困家庭の子ども支援の性格が強かったものが、今では、子どもから大人、お年寄りまで地域の人々が交流する場としての役割を持ってきています。
広がる「子ども食堂」、全国2286カ所 2年で7倍超:朝日新聞デジタル
ここまで地域に浸透してきたこども食堂ですが、課題になってきているのが子どものケガや食中毒等のリスクへの対応、具体的には保険への加入です。
運営側の立場になって考えてみると、多くの子どもたちが集まって一緒に調理をしたり、食事を提供したりするので、様々な万一の事態に備えておく必要があります。一方で、ボランティアベースの運営だったり、資金面の問題もあって対応は進んでいないのが実情です。
このプロジェクトは、1,000万円の支援を集め、全国200ヶ所のこども食堂の3年分の保険料をサポートします。具体的には、社会福祉協議会のボランティア行事用保険などへの加入を想定しています。
利用する子どもやその親のためだけでなく、運営する人達が事業を安心して続けられる環境をつくり、こども食堂をまちのインフラとして根付かせていくのに大事なプロジェクトだと思います。
Campfireのクラウドファンディングとあわせ、Yahoo!ネット募金でも受け付けています。
全国のこども食堂を安心・安全な場所に。 - Yahoo!ネット募金
【過去記事】
・グラミン日本(日本版グラミン銀行)のクラウドファンディングを応援しました
・低所得世帯の高校受験生にスタディクーポンを届けるクラウドファンディング(CAMPFIRE)を応援しました
・Living in Peace 慎 泰俊さん × 3keys 森山 誉恵さん(LIFULL One P's Night)