セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

鎌倉投信新井さんのセミナーに参加してきました

先日(4/25)、東証アカデミーのセミナーで、鎌倉投信のファンドマネジャー新井和宏さんの話を聞いてきました。

【特別企画】「日本株の魅力再発見!~投資による社会貢献」

現在、日本株はTOPIXのETFメインで、一部をひふみプラスに振り分けています。鎌倉投信(結い2101)には投資していません。

ただ、最近投資の集まりで知り合った方々には鎌倉投信の支持者が非常に多く、気になる投資先の一つになっています。 今回のセミナーは、鎌倉投信の投資方針や「いい会社」像について、予備知識のない自分にもわかりやすかったです。 いくつかポイントをまとめました。

・鎌倉投信は、日本が直面する様々な社会的課題を解決していける会社を「いい会社」と考えている。
社会的課題としては、雇用、心の豊かさ、地域社会、食・農業、匠な技術、などがキーワードとして挙げられていました。

・社会貢献というと、すぐにボランティアやSRI(社会的責任投資)、といった言葉を連想するが、ボランティアはいくらやっても収益は生まない。 鎌倉投信が考える「社会貢献」は、ずっと本質的で広い概念。本業そのものが社会貢献となっている会社、ビジネスモデルに社会貢献が組み込まれている会社に投資する。

・社会的課題を解決できる「いい会社」に投資するのは、運用会社も投資家(受益者)も、そのような企業が長期的に成長していくと信じているから。

・例えば、積極的な障害者雇用をベースに成功しているエフピコや、ニート・フリーターと言われる人たちの能力を引き出しているデジタルハーツのように、人財の多様性マネジメントができる会社は、人材確保の面で優位に立てるし、今後世界が成熟経済化する中でグローバルに必要とされる。

・「いい会社」は個人によってまちまち。各人が、自分の中に、信じられる「いい会社」像を固めることが大事。信じていれば、株価が下げたときこそどんどん買い進められるので、結果的に大きいリターンが得られる。基本的に一度買ったらよほどのことがなければ売却しない。結い2101では、東日本大震災の翌週でも解約は1件もなかった。むしろ通常を大幅に上回る入金があった。

・TOPIXのリスクがおよそ18~22%程度なのに対し、鎌倉投信は、リスクは10%以内、期待リターンは年率4%程度の安定運用を投資家に提示している。

・企業の所在地、上場市場(東証一部は半分以内)、決算日、企業規模・・・など、銘柄分散は徹底的にやっている。30~40銘柄に分散すれば分散効果が効くというが、ある相場環境で調子のいい銘柄ばかり買っても分散にならない。ある局面で元気な企業と、いまいちな企業に分散する必要がある。

・その他、具体的な投資先(ヤマトHD、エフピコ、サクセスHD、デジタルハーツ等)の紹介がありました。

鎌倉投信の掲げる「社会貢献」「いい会社」という理念はもっともで、素晴らしいとは思うのですが、100%共感しかねるところもあります。 そもそも、企業は存在する以上、どんな会社でも何らかの形で社会の役に立っています。 (現代的課題に対応できずに消えていく会社もありますが)

また、ひねくれた言い方ですが、世間から見た「いい会社」が、働いている社員や取引先から見ると「ひどい会社」だったりすることも珍しくありません。 自分としては、鎌倉投信の理念と同時に、純粋にアクティブファンドの一つとして、ボラティリティーの低さ、TOPIXとの連動性の相対的な低さといった点に関心があります。 相場下落時にも解約が少なく、安定的に運用されているのも魅力です。

国内株式への投資において、TOPIXを補完する投資先としては有効といえそうなので、引き続き検討していきます。