コモンズ投信のコモンズ30ファンドが、モーニングスターの「ファンド オブ ザ イヤー2021」の日本株部門で優秀ファンド賞を受賞したということで、記念イベントがありました。
受賞のポイントです。
・2021年のリターン +17.64%
対TOPIX配当込を4.9%、類似ファンド平均を3.22%アウトパフォーム
・3年トータルリターン
2021年12月までの60ヶ月中58ヶ月でTOPIX配当込を、55ヶ月で類似ファンドを上回る
コモンズ30ファンド ファンド オブ ザ イヤー (Fund of the Year) 2021 | モーニングスター アワード
2021年はそれまで優秀だったアクティブファンドの多くが相場の変調で結果を出せなかった年でした。そんな中でのコモンズ30ファンドの好パフォーマンスには、東京エレクトロン、丸紅、味の素など、10年前後あるいはファンド立ち上げの頃から投資している企業が貢献しています。真に「強い会社」を「長期」で保有することが結果につながると示されたのはよかったです。
大事なのは、2021年の1年間だけでなく、中長期で継続的に結果を積み重ねていることです。過去5年(60ヶ月)中、9割以上の月で3年リターンが指数や類似ファンドに勝っているのはなかなか凄いことです。自分もこの期間ずっと積立を継続しているので、その恩恵にあずかっています。
※2022年1月末のシャープレシオは、5年が0.57(同一カテゴリー273本中19位)、10年が0.82(146本中4位)とリスクを含めて見ても優秀です。
ちなみに、13年間の設定来リターンは2021年12月末現在で+331.79%、同期間の配当込みTOPIXは+221.92%とだいぶ差を付けました。(今年に入ってからは両方とも下落していますが)
伊井さんはじめコモンズ投信の方々が揃って言うのは、30ファンドのこの継続的な超過リターンは運用力だけでは生まれないということです。コモンズの強みは、将来にわたって強い会社を見極める力だけでなく、設定来156ヶ月中140ヶ月で流入超過というファンドの安定的な資金流入にあります。今のような下落局面で解約が増えず、いい会社を割安な価格で積極的に買えることがパフォーマンスを支えています。まさに運用会社と受益者が両輪となっている好例ではないでしょうか。
その前提には、コモンズの掲げる「対話」というコンセプトがあります。今回のイベントもその一つです。投資先企業と運用会社との対話、運用会社と受益者の対話を通じて醸成された信頼関係が、数字となって表れていると思います。
コモンズ投信も運用開始して13年が経ちました。
現在社内では、2050年からバックキャストしたポートフォリオのあり方など、長い視点でいろいろと検討中のようです。若い社員さんも加わり、さらに進化したコモンズ投信をこれからも見せて頂きたいと思います。
ひさびさの方ともオンラインですが話せてよかったです。対面のイベント再開を楽しみにしています。