海外向けソーシャルレンディングのクラウドクレジットが、メキシコでの新しいファンドを組成しました。
メキシコ国内で、主に女性を対象に中小零細企業、個人向け貸付を行っている現地金融機関に対するローンファンドです。早速申し込みました。
女性起業家を支えるマイクロファイナンス機関への投資
日本の貸金業法の関係で、ファンドの融資先の金融機関(K社)の社名は非開示ですが、同社のプロフィールは以下のとおりです。
- 2004年に貯蓄信用組合として設立。2016年に株式会社形態に移行。南部オアハカ州を中心に事業展開。
- 女性起業家向け貸付が事業の主力(9割)を占める。零細企業や農業を営む女性向けの貸付を通じた女性の経済的地位向上をサポート。
- 不良債権比率は低く、財務状況は良好。マイクロファイナンス機関によるレーティングも高い。
女性向けに注力したマイクロファイナンス機関向けの貸付ということで、銀行からお金を借りにくい人たちをサポートする=金融包摂の点でもいいファンドだと思い投資しました。
(「メキシコ女性起業家支援ファンド1号」商品紹介ページ より)
メキシコ女性起業家支援ファンド1号 基本データ
期待利回り :7.3% (投資倍率 1.157倍)
分配予定日 :2020年7月上旬(満期一括返済)
運用手数料 :当初出資額の3.0%(運用開始時に負担)
最低投資金額 :10,000円 (追加単位: 10,000 円 )
通貨 :メキシコペソ建て
スキームはクラウドクレジットの他のファンドと同様です。エストニアのエンティティを経由してペソ建で融資します。
主なリスクとしては、今回は、貸付先がメキシコの金融事業者(K社)1社なので、同社の運営リスクと、ペソの為替リスクでしょうか。(上記期待利回りは円建てではなくペソ建て)
個人のポートフォリオの中でもソーシャルレンディングはごく一部にしてリスクを抑えています。
これで、クラウドクレジットでの保有ファンドは以下のとおりとなりました。一部は既に満期償還済です。マイクロファイナンス関連など、社会性の高いファンドに主に投資しています。
・ペルー小口債務者支援プロジェクト
・ペルー金融事業者支援ファンド
・ペルーマイクロファイナンス支援ファンド
・カメルーン中小企業支援プロジェクト
・カメルーン農業支援ファンド
・メキシコ女性起業家支援ファンド(運用予定)