セルフ・リライアンスという生き方

投資信託を中心にいい会社、いい事業にコツコツ長期投資。 社会とつながるソーシャルな投資や寄付も実践中。

セキュリテの「ミャンマー農村ラストマイル配達ファンド」に投資

インパクト投資プラットフォームのセキュリテで新しいファンドに投資しました。

投資先は、ミャンマーで、マイクロファイナンス機関向けの業務管理システム提供や、小規模商店向けの商品配送事業(コマース事業)を手がける「リンクル―ジョン」という企業です。

リンクル―ジョンは、「誰もが排除されないインクルージブな経済の仕組みづくり」を目指しています。代表は日本人の黒柳英哲さんです。

今回の資金調達の目的である「コマース事業」とは、ミャンマーの農村地域の零細個人商店向けに、食料品や日用雑貨などの商品を配達する事業です。

流通インフラが未整備なミャンマーの農村部では、軒先の個人商店が地元の人たちの生活を支えています。ただ、何もない農村で商品を仕入れるには市場のある遠方の都市まで買出しに行く必要があり、それが大きな負担になっているとのこと。リンクル―ジョンは、携帯で商品の発注を受け、翌日にトラックで配送できるシステムを作りました。

商店主は大半が女性です(マイクロファイナンスの利用者も同じくほとんどが女性)。買出しの負担から開放されることで、新しい商品を仕入れてお店を拡大したり、家事や教育にも時間をかけられるようになるとのこと。

リンクル―ジョンは第3回日経ソーシャルビジネスコンテストで大賞を受賞しています。その際のプレゼンが分かりやすいです。


日経ソーシャルビジネスコンテスト最終審査会|リンクルージョン

収益源は、メーカーからの手数料・広告収入と、商店主から受け取る配送料です。マーケティングは、提携しているマイクロファイナンス機関のセンターミーティングでの営業や、既存顧客からの紹介がベースです。

コマース事業自体は、まだ日が浅く、スキーム上は現地通貨(チャット)/円の為替リスクもあり、投資としては相応のリスクがあります。ただ、日本人の方が取り組んでいることと、生活水準向上のためにはマイクロファイナンス(金融サービス)だけではなく非金融のサポートを組み合わせることが必要という考え方に賛同して、応援することにしました。途上国の都市と農村の格差是正にも貢献できる投資だと思います。

ミャンマーでは、同じセキュリテのマイクロファイナンスファンド(MJIさん)にも出資中です。リンクル―ジョンとMJIはパートナー関係にあり、両方が発展していってもらえればと思います。