セルフ・リライアンスという生き方

自分も社会も豊かにできるお金の使い方について。日々の投資や寄付の記録を綴ります。

会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方【読了】

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ベストセラーになった会計本のご紹介です。
2年前の3月に初版が出て、私が買ったのは「20版」でした。

著者は大手町のランダムウォーカーさん。Twitter上の会計クイズで有名な方です。

「実際の企業の決算書を様々な視点で読み解きながら、決算書のキホンのキが自然と身につく」のがこの本の売りです。

例えば、以下のように、同じようなビジネスをしているように見える企業でも、決算書のかたちは全く異なります。
・ドトール vs ルノアール vs コメダ珈琲
・ZARA vs ユニクロ vs しまむら
・楽天 vs Amazon

各企業のB/S、P/L、C/Sがどうしてその形なのか?を考えていくと、財務諸表とビジネスモデルの関係が自ずと見えてきます。実際の企業のビジネスモデルを取り上げ、比較しながら説明しているのが、この本の秀逸なところです。

※ネタバレですが、コメダが飲食業ではなくほぼ卸売業だったというのは知りませんでした。

それと、解説が平易でとても分かりやすく、全ページカラーの見やすいイラストが豊富でビジュアル面でもすっと入ってきます。例えば、キャッシュ・フロー計算書などはどうしても分かりにくくなりがちですが、ここまでシンプルに理解できる本は少ないのではないでしょうか。財務諸表を読む入口としてとてもいい本ですね。

著者は公認会計士さんですが、試験に受かった頃は「資格には合格しても財務諸表は全く読めない状態」だったと言います。自分も、簿記、中小企業診断士、不動産鑑定士試験と、財務や会計の勉強だけはたくさんしてきたので、すごく分かります。会計の知識があることと、実際の決算書を読み解き、ビジネスモデルを理解し、企業の強みや課題を分析できる力は全く別だからです。

なので、財務会計の知識は多少あるが、決算書を分析できるようになりたい、という人にもおススメです。

そして先日、続編<世界一楽しい決算書の読み方 [実践編]>が発売されると発表がありました。楽しみです。

 

本書。