鎌倉投信の「結い2101」の受益者総会が、4年振りに対面で開催されました。私は2014年の第5回から10回目の参加です。
多くの受益者が横浜・大さん橋ホールに参集し、鎌倉投信、投資先企業とともに、社会をかたちづくる「お金の循環」を感じる場となりました。
今年のテーマは「食」でした。投資先より、「食」に携わる多くの企業がブースを出し、ステージにはユーグレナ、亀田製菓、オイシックス・ラ・大地の経営者さん達が登壇しました。
詳細レポは公式で出されると思うので、今年はメモ取りはほどほどに、お話に耳を傾けていました。
「食」は、人間が生きていく上で最も欠かせないものであると同時に、生産や流通、消費のプロセスが地球環境やサステナビリティとも密接につながっています。
「食の持続可能性」や「食を通じた人々の健康実現や環境問題の解決」に、企業がどう貢献できるのか、個人は投資家や消費者、あるいは生産者としてどう関われるのか、考え直す機会になりました。
株主としても応援している、ユーグレナの永田さんの言葉が印象的でした。
「ユーグレナの売上が大きくなれば、その分だけ社会課題が小さくなる。」
鎌倉投信が大切にしている「本業を通じた社会課題解決」をまさに体現した言葉でした。
※ユーグレナのブースでは、バイオ燃料「サステオ」を見せて頂いたり、サステナブルアグリテック事業やバングラデシュでの取り組みの最新情報など、個別に詳しく教えて頂きました。ありがとうございます。
株式投資は上場企業の株式を購入し、経済的なリターン獲得を目指す行為です。
しかし、鎌田社長が話されたとおり、「お金の先には必ず人の営みがある」ことを忘れてはいけないと思います。
どんな企業のどんな事業に自分のお金が投資されて、そこで働く人や関わる人を幸せにし、社会の課題を解決することで結果としてのリターンがもたらされるのか、その循環を日々意識することが、投資家としての成長と精神的充実をもたらすのではと改めて思いました。
個人的には、受益者仲間ともたくさん会えたのがうれしかったです。同窓会のように話に花が咲きました。私にとっては、投資を通じて得られた「人のつながり」も大きな財産です。