結い2101に積立を始めて、8年目に入りました。
四半期ごとのファンドの運用状況まとめです。データは、モーニングスター、投信協会、鎌倉投信の公表情報より。
パフォーマンス
今回は、過去3年と過去1年の基準価額推移を載せます。ベンチマークはありませんが、TOPIX配当込と参考までに比較しています。(始期=100として指数化。TOPIX配当込はeMAXISのデータを拝借)
結い2101のリスクの低さ(ブレの少なさ)が視覚的にも分かると思います。
<過去3年>
・結い2101 +9.2%
・eMAXIS TOPIXインデックス +2.5%
<過去1年>
・結い2101 +5.5%
・eMAXIS TOPIXインデックス +2.7%
純資産総額
設定来のファンド規模推移です。コロナショックの株価下落で一時的に落ち込みましたが、また400億円台に戻りました。
2019年6月~2020年5月の月次の資金流出入額です。毎月2~3億円のコンスタントな純流入となっています。(投信協会の公表データ)
顧客数
少しずつですが着実に伸びています。2020年6月末の積立(定期定額購入)している人の比率は約53%。
投資先企業数
2020年4月に新たに三浦工業が投資先に加わり、計68社となりました。
三浦工業は、最大手のボイラー・関連機器メーカーで、メンテナンスまで手がけます。「共生」の視点での組み入れです。鎌倉投信が「いい会社」と考える理由、投資した理由はこちらに詳しく書かれています。
過去の業績、財務状況は、「バフェット・コード」さんでざっとチェックできます。
株式/現金比率
コロナショック後の4月以降、現金比率が高まり、株式比率は低下傾向です。6月末時点では約55%とここ数年ではかなり低い水準です。2~3月の大きな下げと、その後の戻りのせいで、基準価額変動率(リスク)が上昇しているためと思われます。
最近のトピック
・Webサイトリニューアル
HPがリニューアルされ、見やすく、充実しました。特に「結い日和」というコンテンツはおススメです。「結いだより」の記事の抜粋や、鎌田さんのブログなど、読みやすくて内容も濃いです。
例えば、最近では、経営理念と業績の関係に関するものは面白かったです。
「結い 2101」運用報告 社会形成「経営理念がもたらすもの」
また、Web上で口座開設ができるようになり、利便性も大きくアップしました。
・自主KPI、共通KPIの公表
金融庁の「顧客本位の業務運営に関する原則」に基づき、2020年3月末時点のKPI(成果指標)が公表されています。
この中の、鎌倉投信が独自に定めたKPI(投資継続率5年・10年、積立投資利用率)は大事な指標だと思います。この2つは受益者の質を表すと同時に、これらが高まれば基本的にはインベスターリターンも高まるでしょう。投資継続率は5年、10年ともに7割を超えています。
KPI(自主・共通)を開示しました! 抜粋版(基準日:2020年3月末)
・新メンバー五十嵐和人さん
4月に入社したファンドマネージャー、五十嵐さんのインタビューが結いだより5月号に載っています。2017年に鎌田さん、新井さんと会ったのがきっかけだったそうです。新井さんからは、その四季報オタクぶりから「変人」と評されたそうですが、新井さんが初対面で変人と言うのは、きっと非凡な方でしょう。
五十嵐さんの鎌倉投信への思いには共感します。いずれ直接お話が聴ければと思います。
鎌倉投信は投資信託「結い2101」を直接販売しているため、お客様との距離が近いのです。
「鎌倉投信は投資を通じて実現したい社会を追い求め、それに共感した受益者がいらっしゃる。それらが、信念に基づいたブレない運用を支えている」と感じました。
時が経つにつれ、鎌倉投信で働きたいという想いが抑えきれなくなり、14年勤務した大好きな前の会社を辞し、入社する決意をしました。