7月末から8月中旬は、3月決算企業の第一四半期、12月決算企業の第二四半期の決算発表が重なります。
以前は、四半期決算まではあまり見ませんでしたが、最近は関心を持って最低限の情報はチェックしています。
長期は短期の積み重ねです。長期投資だからこそ、足元の事業環境の変化や事業の進捗をチェックするのも大事だなと思います。決算短信や決算説明資料を読むことで、投資先のビジネスに対する理解も深まります。
本当は、会社ごとにExcelに数字をまとめて詳細な分析までしたいのですが、厳しいので年1回本決算時でいいかなと。
継続して見ていると、業績に影響を与える主な要因や業績の季節性、あるいは会社ごとの開示のクセ(業績予想に対するスタンスなど)もだんだん分かってきます。
一方、特に四半期決算の場合、売上や営業利益などの損益項目の増減や進捗にばかり注目しがちなので、PL脳に偏らないよう要注意です。
最近ツイッター改めエックスではこのあたりの会社のことをつぶやきました。(自分の備忘のための第一印象で、深い内容ではありませんし、評価は人それぞれだと思います) 好決算、ネガティブまちまちです。
決算の数字だけを見て売り買いすることはしませんが、会社の強みそのものが揺らいでいないのに、決算後に何らかの理由で売り込まれた場合は、買い増すチャンスでもありますね。
旭有機材 4216
旭有機材の1Q。前年同期比で売上+26%、営利+97%。上期予想(売上+17%、営利+22%)を上回る伸びで進捗も上々。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2023年7月31日
ただ、セグメント別だと営業利益の9割以上がメインの管材システム(バルブ等)。半導体関連が引き続き好調なのと円安効果みたいですね。https://t.co/nn74BoWjy5
トーカロ 3433
トーカロの1Q、もともと想定してた半導体・FPD関連の落ち込みを、他の業種向けの溶射やその他加工で頑張ってカバーしていて、減益だけどこの会社の特色が出ているような。上期、通期予想よりは減益率も低め。https://t.co/YoZRwdBEpS
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2023年8月2日
丸井グループ 8252
丸井グループ1Q決算。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2023年8月8日
総取扱高は+14%の1兆超えで過去最高。ただし営業利益は小売はプラスだけどフィンテックは債権譲渡益を除くと実質減益。カード取扱高増の収益寄与はタイムラグがあるので下期以降か。
家賃保証の伸びが対計画でイマイチなのは気になった。 pic.twitter.com/SgHSu3EAtd
湖北工業 6524
湖北工業、2Q発表と合わせ通期予想下方修正。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2023年8月9日
日本ケミコンとか取引先の業績も厳しいので予想していたけど。。https://t.co/LdYaTvNFpn
スパイダープラス 4192
決算説明会を視聴しました。詳細な質疑応答があり、理解が深まりました。
スパイダープラスの2Q決算説明会視聴。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2023年8月9日
各KPIとも堅調な推移。採用や組織強化も着実に進んでいるとのこと。
質疑応答もいつも通り詳しくて、プラント領域や海外など今後の展望も分かりやすかったです。お疲れ様でした。
ベルテクスコーポレーション 5290
ベルテクスの1Q。対前年同期で売上▲6.7%、営利▲8.3%。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2023年8月12日
ただメインのコンクリート事業は売上減の一方でセグメント利益+13%。
前期からの値上げ、汎用品から高付加価値製品へのシフトが進んでいるとのことで前向きか。https://t.co/4LOkg84Otb
荏原 6361
荏原の2Q決算。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) 2023年8月14日
対前年同期 売上+16.5%、営利+24.2%。値上げと円安で上期過去最高。
ただ稼ぎ頭の半導体関連「精密・電子」が低調で利益率低下も目立つ。「エネルギー」などは堅調。この傾向は続きそう。
短信のセグメント別説明が1ページで分かりやすい。ROICツリーの具体化は好印象。 pic.twitter.com/UV1mjNOpHi