ミュージックセキュリティーズのセキュリテで、途上国の未電化地域にホームソーラーシステムで電気を届けるプロジェクトに投資しました。
応援する事業者は、松尾直樹さんが代表を務める株式会社PEARカーボンオフセット・イニシアティブという会社です。同社は、カーボンオフセットサービスを行ったり、途上国でエネルギー分野でのBOPビジネスを企画しています。
今回のファンドの資金は、同社が開発した、家庭向けのミニソーラーホームシステム「EGAO」の製造費に充てられます。
今後、バングラデシュとエチオピアの未電化の貧困農村地域で、現地のパートナー企業と提携して、SHSを販売していく計画です。バングラデシュではグラミン銀行系のグラミン・シャクティと提携しています。
(参考記事)エネルギー版グラミン銀行、バングラ200万世帯電化へ - ニュース - メガソーラービジネス
(途上国未電化家庭用太陽光システムファンド ファンドページより)
同社のソーラーホームシステムの事業は、JICAのレポートでも詳しく紹介されていました。
バングラデシュ国 無電化地域最低所得者層向けピコソーラー等販売・普及事業調査(中小企業連携促進)業務完了 報告書
レポートにある通り、家庭で電気が使えるようになることで、単に未電化地域のエネルギー問題を解決に導くだけでなく、生活の質向上、子どもの教育機会や現金収入につながる仕事の機会確保、携帯電話の利用率アップなど、さまざまな社会的メリットがあります。
貧困層を対象とするBOPビジネスなので、端末の低コスト化や、分割払いでの売上回収などハードルも多いようですが、とても可能性を感じる事業です。
再生可能エネルギー、SDGsの視点でも興味深いプロジェクトなので、出資しました。
投資家特典として、一口につき0.5トン相当の個人向けカーボンオフセットサービスが付きます。私は2口出資したので1トン分。CO2削減にもほんの少し貢献できるファンドです。
ファンドの募集総額は20,000,000円、一口10,500円からです。この記事を書いている1/27時点で、約140人が出資しています。
【過去記事】
ミュージックセキュリティーズ関連です。